がん治療のための専門施設 がんセンター

がんセンターについて

About us

がんセンター長挨拶

Greeting

がんセンター長
臨床腫瘍科 教授

板持 広明

Hiroaki Itamochi

副センター長
泌尿器科 教授

小原 航

Wataru Obara

 この度、がんセンター長を拝命した板持広明と申します。同じく副センター長を拝命した小原教授をはじめ、2022年8月より「岩手医科大学附属病院がんセンター」は、新体制でスタートいたしました。
 岩手医科大学附属病院がんセンターは、前任の伊藤センター長の下、令和元年9月21日の矢巾新病院開院の際に、「腫瘍センター」から「がんセンター」として新たに生まれ変わり、「患者中心の優しいがん医療の提供」を理念に、各診療科および各職種の綿密な連携の下、患者さん本位の最善のがん医療の提供に努めて参りました。
 当院は、「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定されており、専門的ながん医療の提供、がん診療の地域連携協力体制の構築、がん患者・家族に対する相談支援および情報提供等を行っています。当院がんセンターは、その中核組織であり、これらの使命を全うするため「がん診療センター」、「化学療法センター」、「緩和ケアセンター」、「がん相談支援センター」、「がん登録室」、「がん診療連携室」、「がんゲノム室」、「緩和ケアチーム室」の4センター4室に加え、「放射線治療部門」、「病理診断部門」、「医科歯科連携部門」、「リハビリテーション部門」、「栄養部門」、「薬剤部門」、「看護部門」、「事務部門」の8部門からなります。
 一方、近年のがん診療の進歩は目覚ましいものがあります。当院は、「がんゲノム医療連携病院」の指定を受けており、がんの遺伝子変化に基づく治療等を行う等がんゲノム医療を推進しております。がん薬物療法では、従来の抗がん剤に加えて、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬が開発され、治療法が専門性を増すとともにそのニーズが高まっています。また、患者さんやご家族の不安や悩みに応える「がん患者・家族サロン」では、個人面談が可能な個室も備えております。さらに、がんプロフェッショナル人材育成やがん登録等も推進し、県のがん診療成績向上に努めるとともに、県内の基幹病院が参加する緩和ケアテレカンファレンスを定期的に行っており、当院のみならず、県内の緩和ケアのさらなる充実を図っております。
 これまで以上に、専門的人材の育成や、当院での先進的がん治療の推進ならびに岩手県のがん診療の標準化、均てん化に尽力する所存です。良質かつ先進的医療の提供に向けスタッフ一同努めて参りますので、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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