03. 多彩な教育セミナー

診療科を越えて症例検討を行うGRAND ROUNDや、外部講師によるセミナーなど多彩な学びの場を用意しています。プライマリ・ケアの基本的な診療能力向上のため、 一連のカンファランスを開催し、知識の整理と充実を図っています。

GRAND ROUND

GRAND ROUNDは、卒後臨床研修をさらに充実・発展させるため、診療科を横断した自由な討論の場として始まった「研修医のための症例検討会」であり、研修医が経験した症例についてプレゼンテーションを行います。症例を研修医が共有し自らの経験として捉え、同様のケースに遭遇した際、より良い対応が行えるよう備えることを目的としています。

【対象となる症例】
• 日常しばしば遭遇する疾患
• 診断やしかるべき処置や対応が遅れた症例
• 問題が生じやすかった症例
コアレクチャー

2年間では全診療科で研修することができないため、様々な診療科の研修指導医が担当し、研修医のための専門的なレクチャーを行い、知識を補っています。

CPC(臨床病理カンファランス)

剖検症例について、臨床診療科と病理部門の共同開催で詳細な検討が行われます。研修医は2年間の初期研修中に1週間担当病理で研修を行い、CPC開催時に症例発表を行います。また、研修医はCPCレポートを必ず作成しなければなりません。

エコレジ(エコーセミナーforレジデント)

臨床研修医からの要望により、令和2年度から始まったエコレジ。
令和5年度は、肝臓内科、循環器内科、整形外科、泌尿器科のエコレジを予定しております。

研修医セミナー

研修医からの要望があれば、随時開催しています。

レジデントスキルアップセミナー

岩手県が主催するレジデントスキルアップセミナーは、県内の2年次研修医が一同に介し、OSCEのほか「ケースカンファランス」、「腹部エコー」、「エコー下CV」などの実技なども行っています。

1年次研修医OSCE

一般的な診療において頻繁に関わる負傷または疾病に適切に対応できるよう、これまでの臨床研修によって身につけた基本的な診療能力における習熱度の差を理解し、自らの足らざるところを自己学習により補習するために1年次にOSCEを実施しています。

災害医療研修

東日本大震災を受け、平成25年3月に竣工した「災害時地域医療支援教育センター」では災害時対応医療人の育成が行われています。被災地域での研修や災害時に迅速に対応できる人材育成のための研修会等に参加することができます。
災害時地域医療支援教育センター

資格取得の補助も充実

当院では、専門医になるために必要な資格取得のためBLS・ACLS・PALS・JATEC・TNT・JMECCに対し、病院が全額受講料を補助し、積極的に資格を取得させています。

業者主催の勉強会

業者から提案のあった勉強会で、研修医に必要であると臨床研修運営委員会が認めるものについてのみ開催します。