岩手医科大学附属病院の概要

1.岩手医科大学附属病院の沿革
岩手医科大学附属病院は、本学創立者三田俊次郎先生が岩手県の地域医療を担うべく、昭和3年2月に創立した私立岩手医学専門学校を前身とし、附属病院は同年7月に本館(現在の2号館)が完成し、診療が始められました。
その後、岩手医学専門学校は、昭和22年6月18日に医科大学に昇格し、昭和27年4月には新制度による岩手医科大学となり今日に及んでいます。その間、附属病院は昭和13年9月に分院を市内三戸町(現在の本町キャンパス)に開設し、戦後は医学医療の進歩発展と共に整備拡充され、昭和33年9月に6号館(現在の西病棟)、昭和45年8月には10号館(現在の医学部外来棟及び中病棟)を増築し本院地区の充実が図られました。これにより分院は昭和46年10月に廃止されました。
さらに、厚生省と岩手県より救急医療体制の整備のため協力要請のあった岩手県高次救急センターと本学の外科系病棟と手術部を附設した東病棟が昭和55年10月に完成し、近代医学の最高の設備・機能と充実したスタッフを備えるに至りました。平成5年7月には附属花巻温泉病院を開設、平成6年2月には特定機能病院の承認を得、平成13年12月には岩手県高次救急センターが岩手県高度救命救急センターに格上げされ、名実ともに地域医療を担う中核医療機関として発展を続けています。
また平成9年5月には最新鋭の医療機器・設備を備えた循環器医療センターが開設され、北日本における循環器医療の中核として、医療機関としての使命に加えて医育研究機関として社会的使命を果たしています。

2.岩手医科大学附属病院の矢巾地区移転について
岩手医科大学附属病院は、本学創立120周年記念事業の一環として進められていた矢巾町への病院移転を、令和元年9月21日に完遂しました。 同時に内丸には、これまでの施設・設備を利用し、迅速な検査・診断を行う内丸メディカルセンターを開院しました。
また、令和4年4月25日に附属病院の敷地内に新型コロナウイルス感染症重症患者受け入れ専用施設として、「感染症対策センター」が稼働しました。本施設は新型コロナウイルス感染症が終息した後も、新興感染症対応の他、岩手県における広範な感染症対策に資する施設として継続的に活用することとしています。

今後も、県内唯一の特定機能病院として最先端の高度医療を提供する附属病院と、高度外来機能を有する内丸メディカルセンターが相互に密接な連携を図り、一体的な運用体制を構築して、多くの方々に質の高い医療を提供してまいります。

病院概略
所在地:〒028-3694 岩手県紫波郡矢巾町医大通二丁目1番1号
電話番号:019-613-7111(大代表)
HPアドレス:http://www.hosp.iwate-med.ac.jp/
病院長:小笠原 邦昭(脳神経外科診療科部長)
病床数:1,000床

各診療科のご案内

医科
– 消化管内科・肝臓内科
– 腎・高血圧内科
– 呼吸器内科
– 膠原病内科
– 神経内科・老年科
– 糖尿病・代謝・内分泌内科
– 血液腫瘍内科
– 外科
– 脳神経外科
– 呼吸器外科
– 整形外科
– 形成外科
– 産婦人科
– 小児科
– 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
– 眼科
– 皮膚科
– 泌尿器科
– 放射線診断科・放射線治療科
– 精神神経科
– 麻酔科
– 救急科
– 緩和ケア科
– 臨床検査科
– 病理診断科
– 睡眠医療科
循環器科
– 循環器内科
– 心臓血管外科
– 循環器小児科
– 循環器放射線科
– 循環器麻酔科
歯科
– 口腔診断科
– 口腔総合診療科
– 高度先進歯科(保存系・補綴系)
– 口腔インプラント科
– 口腔外科
– 矯正歯科
– 小児歯科
– 歯科放射線科
– 歯科麻酔科
– 障がい者歯科