院内外の研修が、バランス良く
組み立てられる点が魅力です。

研修先を決めるにあたり、それぞれの症例をじっくり考えながら診療したいと思っていたこと、そして岩手医科大学附属病院は、「たすきがけ研修」で市中病院に長期間行くことも可能なので、市中病院と大学病院、両方のいいとこ取りができるかもしれないという点に魅力を感じ、ここでの研修を決めました。院外研修では、実際にローテート科における救急患者の対応や、入院決定から退院、外来フォローと多くのことを任される形で経験しました。大学病院でも、上級医による万全のバックアップ体制の下、救急患者が来た際のファーストタッチを多く担当することができました。今後も興味のある診療科を経験し、自分が進むべき道を熟考します。

2年次臨床研修医
泉田 麻朱
Asami Izumita

出身大学 : 岩手医科大学
出身地 : 東京都
院外研修経験: R4.2月〜
岩手県立磐井病院
(循環器内科、消化器内科、救急科)

積極的に意思表示をすることで、
強力なサポートをいただいています。

私が歯科医師の研修医時代に、口腔内の診察から内科の病気が見つかることを経験したことで、全身を診られる医師になろうと、この大学の医学部に編入しました。現在は「たすきがけ研修」をフル活用して、大学病院と市中病院での診療経験を糧に知見を深めています。また学会発表も複数回、経験しました。肝心なのは「やりたい」と意思表示をすることで、ここには先生方が親身に応えてくれる環境があります。将来的には腫瘍内科医になるのが目標ですが、一方で医療の手をすり抜けてしまう人のサポートをしたいとも思っています。私が歯科医師になってから今日まで時間はかかりましたが、医師になれました。ですから医学生の皆さんも諦めずに、頑張ってください。

2年次臨床研修医
長谷川 祥
Syo Hasegawa

出身大学 : 岩手医科大学
出身地 : 東京都
院外研修経験 : R4.2月〜
岩手県立磐井病院
(呼吸器内科)

先生方の丁寧な指導を
当直の待機時間も受けています。

ローテートの組み立ての自由度が高いことと、大学院との両立のしやすさからここでの研修を決めました。丁寧にご指導くださる先生方の下、たくさんの経験を積んでいますし、敷地内にあるレジデントハイムに住むことで、時間も有効に使うことができています。当直時は救急のファーストタッチを初期研修医が行うことも多ですし、時間的に余裕ができるときもある夜間には、ざっくばらんに上級医の先生に質問したり、相談したりと、私にとって貴重な時間となっています。

2年次臨床研修医
北村 佐和子
Sawako Kitamura

出身大学 : 岩手医科大学
出身地 : 青森県
院外研修経験 : R3.12月〜
盛岡赤十字病院
(血液内科、産婦人科、小児科)

海外研修のチャンスもあります!

山里 將修さん
臨床研修医
出身大学:岩手医科大学

私は、米国での短期海外研修にあたり、消化器内科の研修を希望し、現地で二名の消化管内科専門医のもとで研修をさせていただきました。
一人目のofficeでは、主に上部内視鏡検査と下部内視鏡検査を一日あたり10件以上行っており、その検査数と正確性、そして検査のスピードに驚きました。二人目のofficeでは、アメリカの保険の現状と医療の仕組みについて、教えていただきました。また、内視鏡専門施設であるManhattan EndoscopyCenterで、内視鏡検査を見学させていただきました。
内視鏡検査における日本との違いの一つとして、麻酔科専門医が麻酔をかけている所が挙げられます。鎮静化を行うことにより、患者さんが感じる苦痛を和らげることができます。また、麻酔科専門医が麻酔をかける点でも安心できるため、患者さんにも「内視鏡検査が辛いものではない」という印象を持っていただけると思いました。その他にも、米国では、胃癌よりも大腸癌が多いため、上部内視鏡検査よりも下部内視鏡検査をする機会が多いことを知りました。
緊張しながら始まった海外研修も、一生懸命学ぶとあっという間に終わりました。お世話になった方々のように、優しく、穏やかな医師になれるよう努力を続けていきます。

※新型コロナウイルス感染状況を考慮し、現在事業を中断しています(令和4年8月時点)。