山里將修さん
令和3年3月修了臨床研修医

研修での経験を積み重ねながら、
その時の状況に応じてローテートが
組み立てられるのが魅力です。

大学の同期や先輩方、先生方の思いやりと優しさにふれて、岩手から離れられなくなりました。現在は岩手医科大学の社会人大学院制度を活用する大学院生でもあります。研修医は、いつ・どこで・何を学び、経験するかが大切なのですが、ここではローテートが自分で組み立てられるので、吸収できることがより多くなっていると思います。3年目は、内視鏡による難易度の高い検査を任せられるようになることが目標。手技はもちろん、消化管内科に関する知識も高めたいです。

ONE DAY SCHEDULE

8:00

症例カンファランスと検討

医局全体で症例カンファランスが行われます。担当医から症例・診療状況の発表があり、症例ごとの経過や今後の方針などについて討論が展開されます。山里研修医も担当の患者さんに関するプレゼンテーションを行います。将来はこの消化管内科に進むことを志していることもあり、指導医のアドバイスにも熱心に耳を傾けます。

9:30

グループ回診

指導医とともに、担当する患者さんの回診を行います。患者さんの状態を把握するとともに、今後の治療方針について確認していきます。指導医はもちろん、教授他、多くの先生方の意見を聞くことができるのが、大学病院における研修の魅力です。

10:30

電子カルテチェック

電子カルテをもとに、担当する患者さんの治療や経過を、担当医を始め、医局内の医師や看護師とで情報を共有。今後の治療について討論し、方針を決めていきます。電子カルテを記入することも、研修の重要なポイント。病状および治療の経過をまとめる技術を学びます。

11:00

資料作成

空き時間には、カンファレンスにおけるプレゼンテーションの資料を作成したり、午後に予定されている内視鏡を使った治療の準備などを行います。

12:00

研修医室で昼食

時間が合えば、他の研修医と一緒に情報交換しながらひと息つきます。研修医同士は、年次が異なっても切磋琢磨できる良き仲間です。

12:45

内視鏡検査

1 階にある内視鏡室において、指導医の指示を受けながら、内視鏡による検査を行います。山里研修医の次の目標は、この内視鏡検査をすべて一人で行えるようになることです。

15:00

内視鏡的粘膜下層剥離術介助

指導医が胃の病変部を剥離する治療の介助を行います。山里研修医の役割は、粘膜下層に薬剤を注入して浮かせた状態にし、病変の切除を助けること。治療に当たる医療スタッフの連携によって、スムーズに治療が進んでいきます。

18:30

飲み会、症例検討会等

診療科内で症例検討会を実施し、今後の治療方針についてなど討論が行われます。また、研修後教授をはじめ診療科スタッフとの飲み会が開かれることがあります。仕事中には聞けない話などが聞ける良い機会となっています。