附属内丸メディカルセンターにおける医療の質を示す指標(Quality Indicator)について
QI(Quality Indicator)とは、医療の質を示す指標として、病院の機能や診療の状況などを数値化しているものです。当センターでは、QIを取りまとめ、他施設との比較や経時的な変化などを捉えながら、提供する医療が安全な水準にあるかを検証し、より質の高い医療の提供を図るために活用しております。
※ 当センターは外来診療を中心とした医療機関であり、入院診療は検査入院や短期滞在手術等を主に行っています。
そのため、一部の項目において、他の医療機関と比較し、数値が大きく異なる項目があります。
岩手医科大学附属内丸メディカルセンター 臨床指標 2024年10月更新
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1 患者満足度(外来患者):「満足」
患者満足度調査において、外来診療における治療の結果、安全な治療に対する患者さんの満足度を示した指標です。数値が高いほど、外来診療に対して患者さんが満足していることを示します。
2020年度 2021年度 2022年度 4.3% 57.1% 52.3% ▶ 算出方法
患者満足度調査において、当センターの総合的な評価を問う設問を設定し、回答項目は「満足」、「やや満足」、「どちらともいえない」、「やや不満」、「不満」として調査しました。
外来部門のアンケートの回答者のうち、当設問に「満足」と回答した方の割合を示しています。
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2 患者満足度(外来患者):「満足」または「やや満足」
患者満足度調査において、外来診療における治療の結果、安全な治療に対する患者さんの満足度を示した指標です。数値が高いほど、外来診療に対して患者さんが満足していることを示します。
2020年度 2021年度 2022年度 51.8% 91.3% 86.7% ▶ 算出方法
患者満足度調査において、当センターの総合的な評価を問う設問を設定し、回答項目は「満足」、「やや満足」、「どちらともいえない」、「やや不満」、「不満」として調査しました。
外来部門のアンケートの回答者のうち、当設問に「満足」、「やや満足」と回答した方の割合を示しています。
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3 患者満足度(入院患者):「満足」
患者満足度調査において、入院診療における治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者さんの満足度を示した指標です。数値が高いほど、入院診療に対して患者さんが満足していることを示します。
2020年度 2021年度 2022年度 63.6% 75.4% 70.6% ▶ 算出方法
患者満足度調査において、当センターの総合的な評価を問う設問を設定し、回答項目は「満足」、「やや満足」、「どちらともいえない」、「やや不満」、「不満」として調査しました。
入院部門のアンケートの回答者のうち、当設問に「満足」と回答した方の割合を示しています。
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4 患者満足度(入院患者):「満足」または「やや満足」
患者満足度調査において、入院診療における治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者さんの満足度を示した指標です。数値が高いほど、入院診療に対して患者さんが満足していることを示します。
2020年度 2021年度 2022年度 81.8% 95.7% 94.1% ▶ 算出方法
患者満足度調査において、当センターの総合的な評価を問う設問を設定し、回答項目は「満足」、「やや満足」、「どちらともいえない」、「やや不満」、「不満」として調査しました。
入院部門のアンケートの回答者のうち、当設問に「満足」、「やや満足」と回答した方の割合を示しています。
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5 1日平均延べ外来患者数
1日に何人の患者さんが外来受診していたか、期間内の平均を示す数値です。(本数値には入院患者の外来受診を含みません)
2020年度 2021年度 2022年度 1157.8人 1237.8人 1261.7人 ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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6 1日平均延べ入院患者数
1日に何人の患者さんが入院していたか、期間内の平均を示す数値です。
2020年度 2021年度 2022年度 11.5人 19.7人 20.4人 ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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7 紹介率
初診患者に対し、他の医療機関から紹介されて来院した患者さんの割合を示した数値です。大きな病院だけに患者さんが集中しないために、各医療機関の役割に応じた診療を行う必要があり、地域の医療機関同士の連携が重要となります。そのため、かかりつけ医からの紹介率を地域連携の度合いを示す指標としてモニタリングしています。
2020年度 2021年度 2022年度 66.1% 65.6% 64.2% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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8 逆紹介率
他の医療機関へ紹介した患者さんの割合を示した数値です。大きな病院だけに患者さんが集中しないために、各医療機関の役割に応じた診療を行う必要があり、地域の医療機関同士の連携が重要となります。逆紹介率は、大学病院で治療を終えた患者さんを地域の病院へお送りする度合いを示しますので、地域連携の指標として重要な数値です。
2020年度 2021年度 2022年度 39.1% 36.9% 40.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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9 病床稼働率
内丸メディカルセンターでは50床のベッドを保持していますが、期間内において、何割のベッドが患者さんに提供されていたかを示す数値です。
2020年度 2021年度 2022年度 23.1% 39.5% 40.7% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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10 平均在院日数
一定の期間内における病院全体の入院から退院までの経過日数の平均値を表し、効率的な病院運用を示す指標の一つです。内丸メディカルセンターでは、主に日帰り入院や短期滞入院を実施しているため、数値が低くなっています。
2020年度 2021年度 2022年度 1.0日 1.8日 1.9日 ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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11 手術件数
内丸メディカルセンターの手術室で期間内に実施された手術の件数実績を示します。
2020年度 2021年度 2022年度 1,358件 1,442件 1,610件 ▶ 算出方法
上記のとおりです。毎月の手術件数を計上し、各年度の合計件数を掲載しています。
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12 クリニカルパス適用率
院内で運用しているクリニカルパス(入院から退院までの一連の医療行為を標準化した工程表)の使用割合であり、標準化された医療が実施されていることを示す指標です。
2020年度 2021年度 2022年度 86.5% 94.8% 93.7% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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13 コードブルー件数
院内で患者さんの容態が急変した際に、周辺の医療職に応援を求めるために館内放送を利用した救急システムを整備しています。この数値は生命に関わる急変時に発動される救急システムの実績を示しています。
2020年度 2021年度 2022年度 3件 9件 5件 ▶ 算出方法
上記システムを使用した件数を計上し、各年度の合計件数を掲載しています。
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14 コードイエロー件数
心肺停止や急激な意識やバイタルの変化ではないが、今後、状態の悪化が予想される患者に対して、CCT(Critical Care Team: 急変時対応チーム)の支援を要請した件数を示しています。患者さんの急変を事前に察知し、今後の対応方針を検討するためのシステムです。
2020年度 2021年度 2022年度 3件 4件 10件 ▶ 算出方法
上記システムを使用した件数を計上し、各年度の合計件数を掲載しています。
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15 死亡退院患者率
医療施設の特徴や取り扱う患者さんの傾向などにより左右されるので、他の病院と単純に比較することはできず、大きく変動することも考えにくい数値です。より低い数値が望ましいと考えられます。
2020年度 2021年度 2022年度 0.0% 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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16 入院患者の転倒・転落発生率
入院中の患者さんの転倒やベッドからの転落発生を割合として示した指標です。転倒転落により発生した損傷の度合別に事例を分析し、発生要因の特定に活用されます。患者さんの高齢化により転倒転落のリスクが上昇する中で、結果が大きく悪化していなければ、改善活動の成果と考えられます。
2020年度 2021年度 2022年度 0.24‰ 0.83‰ 0.94‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。) 単位:‰
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17 入院患者の転倒・転落による損傷発生率(損傷レベル2以上)
入院患者さんの転倒転落の発生により、軽度(あざ・擦り傷)以上の損傷が発生した事例の割合です。
2020年度 2021年度 2022年度 0.00‰ 0.00‰ 0.40‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。) 単位:‰
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18 入院患者の転倒・転落による損傷発生率(損傷レベル3以上)
入院患者さんの転倒転落の発生により、中軽度(筋肉、関節の挫傷)以上の損傷が発生した事例の割合です。
2020年度 2021年度 2022年度 0.00‰ 0.00‰ 0.27‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に準拠し当センターで独自に算出しています。) 単位:‰
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19 入院患者の転倒・転落による損傷発生率(損傷レベル4以上)
入院患者さんの転倒転落の発生により、重度(骨折等)以上の損傷が発生した事例の割合です。
2020年度 2021年度 2022年度 0.00‰ 0.00‰ 0.00‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。) 単位:‰
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20 65歳以上の入院患者における転倒・転落発生率
入院患者さんの転倒転落事例のうち、65歳以上の患者さんに発生した事例を割合として示した指標です。
2020年度 2021年度 2022年度 0.45‰ 0.00‰ 1.43‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。) 単位:‰
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21 褥瘡発生率
褥瘡は患者さんの生活の質低下をきたすとともに、感染などにより、入院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため褥瘡の発生率は医療の質の重要な評価の1つとなっています。数値は当センターに入院後に褥瘡を発症した患者さんの割合を示しており、低いほど望ましいと言えます。
2020年度 2021年度 2022年度 0.0% 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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22 尿道留置カテーテル使用率
医療関連感染の中で一番多く発生するのは尿路感染症であり、そのほとんどが尿道留置カテーテル装着による感染です。本指標は、尿路感染症発生リスクとなる尿道留置カテーテルが入院患者さんにどれだけ使用されているかを示しています。低くなることが望ましいです。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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23 症候性尿路感染症発生率
死亡率の高い血流感染の内15%はカテーテル関連尿路感染(CAUTI)の合併症であると言われており、各種予防策の実施によりCAUTIの 65%‐70%は予防可能とされています。発生率を低くすることで院内での感染症対策業務の改善に活用できます。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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24 手指消毒薬(ABHR)使用量
手指消毒は医療関連感染対策として最も基本で有効な接触感染対策方法です。本指標は、患者さん一人に対し医療スタッフが手指衛生に使用した消毒薬量を日単位計算しており、その推移を確認することで感染対策活動について評価しています。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)病棟 外来 2021年度 21.6ml/patientday 4.6ml/patientday 2022年度 24.5ml/patientday 3.37ml/patientday ▶ 算出方法
手指消毒薬の使用量を病棟・外来別に調査し算出しています。
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25 5Moments遵守率
5moments(ファイブモーメント)とは医療行為の中で手指消毒を行う適切なタイミングについて、2009年に世界保健機関(WHO)が示したものです。本指標は、医療スタッフ同士で5momentsの遵守している割合を観察チェックしその順守率を示しており、順守率が高くなることで感染拡大抑制に繋がります。
病棟 外来 2021年度 80.0% 77.6% 2022年度 54.5% 83.5% ▶ 算出方法
病棟・外来別に観察チェックにより順守率を確認し算出しています。
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26 MRSA分離率
治療が難渋する細菌感染症はその起炎菌が抗菌薬耐性菌であり、多種の抗菌薬耐性菌が有ります。その中で接触感染で感染拡大する起炎菌に黄色ブドウ球菌があります。その薬剤耐性菌がMRSAであり、細菌検査室での全分離菌に対するMRSAの割合を示しており、割合が低いほど医療関連感染が少ないと言えます。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 2.0% 4.2% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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27 MDRP分離率
MDRP(多剤耐性緑膿菌)は、MRSAより多くの抗菌薬が効きにくい緑膿菌で、MRSAと同じように接触感染で拡がります。本指標は細菌検査室に提出される検査材料のうちでMDRPが検出される割合を示しています。割合が低いほど適正な抗菌薬使用であるとされています。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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28 ブドウ球菌におけるメチシリン耐性率
MRSAは黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性菌の名称です。黄色ブドウ球菌には各種抗菌薬が効果ありますが、MRSAはごく一部の抗菌薬しか効果がありません。更には、MRSAは接触感染で拡大しますので、この割合が高いと手指衛生の順守率が低い傾向にあります。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 30.0% 16.7% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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29 MRSA菌血症発生率
菌血症は血流中に細菌が存在する病態であり死亡率が高い感染症です。その起炎菌がMRSAである場合は治療が難渋することと、医療従事者の手指衛生が不十分であることが示唆されます。本指標は、全入院患者さんのMRSAでの菌血症の割合を示し、低いほど適切な手指衛生遵守が行われています。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 0.00‰ 0.00‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。単位:‰
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30 C.difficile 発生率
C.difficile(クロストリディオイディス・ディフィシル)は腸内の常在菌ですが、広域抗菌薬の長期投与で発症することが多いです。更に、アルコール耐性菌であることから、発症すると接触感染で拡がる細菌です。本指標は、不適切な広域抗菌薬使用が多いと数値が高くなります。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 0.00‰ 0.00‰ ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。単位:‰
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31 静注抗菌薬使用量
感染症治療に使用される静注抗菌薬は点滴で投与される強力な抗菌薬です。無意味に投与することで耐性菌の出現を助長させます。適切な量を適切な期間で投与されていることを使用量で指標にしています。本指標は総入院患者数で割ることで、他施設と比較することが可能となります。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 4.4AUD 5.01AUD ▶ 算出方法
静注駐抗菌薬の使用量を調査し算出しています。
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32 糖尿病患者の血糖コントロールHbA1c<7.0%
HbA1cは血糖値のコントロール状態を示す指標であり、合併症を予防するためには、HbA1cを7.0%未満に維持することが推奨されています。このことから、HbA1cが7.0%未満にコントロールされている患者さんの割合を、糖尿病診療の質を判断する指標の1つとして示しています。患者さんの病態によっては、血糖値を高めにコントロールする必要がある場合もあり、例外があることも認識する必要があります。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 37.5% 48.2% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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33 65歳以上の糖尿病患者の血糖コントロールHbA1c<8.0%
No.32の指標のうち、患者さんが65歳以上の場合で、HbA1cを8.0%未満にコントロールされている患者さんの割合を示しています。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 70.3% 77.4% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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34 退院後30日以内の予定外再入院率
初回入院時の治療目標を達成している場合でも、回復が不十分であったことなどを要因として、退院後30日以内に予定外の再入院となる場合があります。退院患者さんのうち、予定外の再入院となった患者さんの割合を示しており、数値が低い方が望ましい指標です。
2020年度 2021年度 2022年度 0.0% 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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35 退院後7日以内の予定外・緊急再入院割合
患者さんの中には、退院後早期に予定外の再入院をすることがあります。その要因としては、入院中の治療が十分でなかったことや退院時の説明が不十分だったことなどが考えられます。この数値は患者さんが十分な治療を受けて退院することができたかを示す指標であり、数値が低い方が望ましいものです。
2020年度 2021年度 2022年度 0.0% 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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36 1ヶ月間・100床あたりのインシデント・重大インシデント報告件数
医療行為には常にインシデント(好ましくない事象)・重大インシデント(事故)が発生する危険があります。本指標は100病床あたりのインシデント・重大インシデント報告件数を示しています。事件事故の発生をできる限り防ぐことは医療安全の基本ですが、発生してしまった場合には、原因を調査し、再発防止策の施行が求められますので、インシデント・重大インデントの報告件数の多さはネガティブなことではありません。
2020年度 2021年度 2022年度 10.3件 37.8件 39.5件 ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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37 インシデント・重大インシデントの全報告中医師による報告の占める割合
医師からのインシデント・重大インシデント報告件数は、一般的に少ないことが知られており、この値が高いことは医師の医療安全意識が高い組織であることを示す一つの尺度となります。
2020年度 2021年度 2022年度 23.7% 13.9% 21.2% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。
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38 職員におけるインフルエンザワクチン予防接種率
医療機関を受診する患者さんは、免疫力が低下していることが多く、病院職員からの感染を防止する必要があります。予防接種率が高い場合には、院内感染防止対策に積極的に取り組んでいると評価できます。
2020年度 2021年度 2022年度 88.8% 92.7% 86.1% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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39 血液培養実施時の2セット実施率
死亡率の高い菌血症では、その起炎菌を検索するために血液培養検査を実施します。その際、起炎菌の検出感度の向上を目的として培養ボトルを2セット以上行うことが必要です。更には、それぞれの培養ボトルから同一菌が検出されることで検査結果の信頼性が高まります。
(本項目は、2021年度から集計を行っております。)2020年度 2021年度 2022年度 - 93.2% 97.1% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)
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40 18歳以上の身体抑制率
期間中の入院患者の延べ人数に対し、発生した身体抑制の割合を示した指標です。安易に身体抑制を行うものではなく、代替方法がないか充分検討を行い、治療上やむを得ない場合にのみルールを厳守のうえ実施することとしております。
2020年度 2021年度 2022年度 0.0% 0.0% 0.0% ▶ 算出方法
以下の計算式により算出しています。(日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づいています。)