医療関係者へ

治療中の生活について知りたい

がん患者の仕事と治療の両立

治療を受けながら働きたい

すぐに退職を決めずに職場と相談し、就業規則や休暇制度を確認するとともに、主治医とご自身の病気や治療計画、勤務の仕方について話し合うことが必要です。

がんと診断された直後、「職場に迷惑をかけるのではないか」等と悩み、仕事を辞めてしまう方も少なくありません。一方で、がんの早期発見や治療法の進歩により、入院せずに外来で治療ができるようになってきており、治療をしながら仕事を続けている人も増えてきています。
また治療には何かとお金がかかるのも現実です。
治療を受けるにあたり、さまざまな理由から退職を考えることがあるかもしれませんが、すぐに退職を決めるのではなく、まずは、主治医へご自身の病気のことや、治療のスケジュール、その副作用や後遺症などについて確認しましょう。そして、職場の上司や産業医等と勤務の仕方や就業規則、休暇制度を確認しながら、話し合いましょう。
お困りのときは、がん相談支援センターや就労に関する相談窓口へご相談ください。

就労に関する相談窓口

県内のがん相談支援センター

窓口 相談・サポート内容

ハローワーク(公共職業安定所)

療養しながら就職を目指す方に対して個別の相談や支援も行っています。

ハローワーク盛岡の専門相談部門

019-624-8904

がんなど長期療養者専門の相談員が配置されています。

岩手労働局総合労働相談コーナー

0120-980-783(平日9~17時)

労働条件・労働に関する問題、募集採用、職場環境などあらゆる労働分野の相談・案内を行っています。

ライフサポートセンターいわて

0120-804-340(平日10~17時)

岩手県労働者福祉協議会を中心に設置された組織で、労働、法律、子育て、年金、 健康など労働者の暮らしに関する相談に無料で応じます。

岩手県社会保険労務士会 総合労働相談所

019-651-2373

(第2・4 水曜日 13~16時) ※要事前予約

雇用、労働条件、労働保険、社会保険、年金について助言や相談を無料で行います。

(独行)労働者健康安全機構
岩手産業保健総合支援センター

019-621-5366

(平日8時30分~17時)※要事前予約

治療のため休職していた方の職場復帰や、本人と会社、主治医との調整を支援し、治療を継続しながら無理のない職場復帰のための計画の作成を支援します。ご相談だけでもお受けしております。

就労に関する情報サイト

岩手県がん対策推進条例

県・市町村・保健医療従事者・事業者・教育関係者・がん患者と その家族など県民が一体となってがん対策に取り組むため、「岩手県 がん対策推進条例」が平成26年4 月(平成30年4月一部改正)から施行されました。 条例の基本理念には、「県民自らが、がん対策の主体であるとの認識の下に、県民の視点に立ったがん対策が推進されること」が掲げられています。

治療中のアピアランス(外見)ケア

がんの治療に伴い、脱毛したり皮膚や爪などの外見に変化が生じることがあります。外見が変化することで、人との関わりを避けたくなったり、外出したくなくなったり、今まで通りの生活が送りにくくなる方がいます。このようながん治療に伴う外見の変化に対するケアを「アピアランスケア」といいます。下記のリーフレットには、悩むことの多い箇所のケア方法について、アドバイスが記載されています。

乳がん手術後の
下着・パッドの選び方のヒント

乳がん手術後の下着やパッドについてお悩みの方はご自身で既製品や周りにあるものを工夫することで、自分に適した下着・パッドを作成することができます。
手術後の経過による下着・補正パッドの選び方や作り方は、乳がん手術後の下着・パッドの選び方のヒントのリーフレットをご確認ください。

その他アピアランスケアについての
リーフレット

※このリーフレットは、横浜市、横浜市内でアピアランスケアに取り組む医療者、国立がん研究センター中央病院が協力して作成したもので、掲載許可をいただき掲載しています。個人や医療従事者の使用を目的として作成されたものです。当サイトからの転用は固くお断りします。

医療用補正具購入のための助成金

岩手県内の26市町村では、がんと診断され、その治療に伴い医療用補正具(医療用ウイッグ、乳房補正具)を購入した方を対象として、医療用補正具購入費の助成制度があります。