この度、当院で発生した医療事故により、患者さんがお亡くなりになる事案が発生いたしました。
お亡くなりになった患者さんのご冥福をお祈りいたしますとともに、患者さん、ご家族、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
記
尿路感染症の診断で2023年10月16日に入院となった患者(10代男性、13トリソミー、自力体動困難、喉頭分離術術後、永久気管孔造設状態)について、医師および看護師が患者の異変に気付かずに適切な対応がされなかったことから、経皮的酸素飽和度の低下、心肺停止となり、10月19日に死亡した事例が発生しました。 本事例について、当院の対応に過失があったとの認識のもと、事故の検証結果と再発防止策について、患者ご遺族に対し説明を行いました。このたび、ご遺族のご許可をいただきましたので、調査報告書の概要を示し、本事例の経緯等について皆様にご報告申し上げます。患者さんのご遺族にあらためて謝罪申し上げるとともに,上記調査報告書において示された提言を真摯に受け止め,再発防止に職員一丸となって取り組む所存です。
岩手医科大学附属病院
病院長 小笠原 邦昭