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脳卒中、認知症(アルツハイマー病など)、パーキンソン病などは頻度が高い代表的な脳神経疾患です。これらに加えて、当科では多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、クロイツフェルト・ヤコブ病、重症筋無力症、筋炎、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性ポリニューロパチー、緊張性頭痛、片頭痛、髄膜炎、脳炎、脊髄炎、多発性硬化症、視神経脊髄炎、てんかんなど、中枢神経から末梢神経、骨格筋に生じる全ての疾患を診療対象としています。
症状としては、頭痛、手足のふるえ、手足の脱力(麻痺)やしびれ、感覚障害、めまい、ふらつき、歩行障害、けいれん発作、意識障害、失神、もの忘れ、生活障害、複視(ものがだぶって見える)、嚥下困難、言葉のもつれなどが当科の対象となります。 -
入院診療は主治医制をとっています。また、主治医は数名ずつグループを作って患者さんに関する診療情報を共有し、全員が均等に対応できるようグループ診療体制をとっています。毎日の主治医回診に加え、毎週の部長回診とグループ回診、症例検討カンファランスなどを行って、診断および治療方針を検討しながら決定しています。全ての患者さんに対して当科全員で診療に取り組んでいます。
外来診療は院内からのコンサルテーションと救急および入院紹介への対応を行っています。