先進医療制度とは新しい医療技術の出現やニーズの多様化に対応し、わが国における最も進んだ医療技術と一般の保険診療との調整を図る制度です。この制度は、保険診療とは別に特別料金(自費料金)をご負担いただくことになりますが、診察・投薬・検査・入院料などは保険診療の取扱いとなり、先端的な医療を受けやすくしようというものです。
《例》総医療費が100万円、うち先進医療に係る費用が20万円だったケース
- 先進医療に係る費用20万円は、全額患者が負担します。
- 通常の治療と共通する部分(診療、検査、投薬、入院料*)は、保険として給付される部分になります。
※保険給付に係る一部負担については、高額療養費制度が適用されます。
厚生労働省ホームページより抜粋
【先進医療を受けるときは】
先進医療を受ける場合であっても、病院にかかる時の手続きは一般の保険診療の場合と同じで、被保険者証(老人医療対象者は健康手帳も)を窓口に提出します。
先進医療は、一般的な保険診療を受けるなかで、患者が希望し、医師がその必要性と合理性を認めた場合に行われることになります。
〈説明を受けて納得の上で同意書署名〉
先進医療を受ける時は、治療内容や必要な費用などについて、医療機関より説明を受けます。説明内容について十分に納得したうえで、合意書に署名し、治療をうけることとなります。