歯科医療センター長のあいさつ

山田浩之

歯科医療センター長
山田浩之

 歯科医療センターは、1967年に岩手医科大学歯学部附属病院として開設以来、半世紀にわたり診療体制を拡充しながら、北東北全域の歯科医療の一翼を担ってまいりました。現在、岩手医科大学附属内丸メディカルセンターの1部門として、最新の設備と確かな診断力により、皆様の口腔機能の改善、生活の質の向上につながる診療を展開しております。
 近年、様々な研究から、生活習慣病などの内科疾患や認知機能と、咀嚼や嚥下などの口腔機能の関連が指摘されており、口腔機能の向上と維持が健康寿命を延ばす鍵になることが知られています。高齢化が加速し、全身の健康状態や生活環境が複雑化するに伴って、歯科医療に対するニーズも多様化しておりますが、当センターでは他の診療科と連携しながら、専門性の高いチームで良質な医療を提供できるよう努めています。
 また、次世代の人材の育成と、高度化する歯科医療の研究開発を両輪とする教育、研究施設としての役割を果たすことは、重要な使命です。本学建学の精神「医療人たる前に、誠の人間たれ」の理念の下、歯学部の学生や臨床研修歯科医が現場で患者の皆様と関わる時間を最大限に生かす指導を心掛け、信頼に足る歯科医師に成長することを目指しております。
 当センターでは、今後も安心、安全で質の高い歯科医療の提供に努め、皆様のご期待に沿えるよう、スタッフ一同ベストを尽くしてまいります。将来にわたり持続可能な歯科医療の発展のため、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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