中央診療部門
中央放射線部

業務内容・取り組み

当部門は、附属病院移転後に2019年9月より新設された内丸メディカルセンターの放射線業務を担うために設置されました。スタッフは20名配置され、医学部附属病院当時からの医療機器を主とし歯科・医科部門に対応しています。歯科部門では、頭蓋顔面領域の解剖学的構造を3Dで捉える事が出来るCBCTが設置されており、医科部門でも2021年4月に短時間で広範囲を撮像できる320列CT装置も導入され、MR装置は3テスラ装置を2台保有し、2023年3月に1.5テスラの最新鋭機も導入されております。このような高度医療機器を駆使し、高分解能・高精細画像を迅速に提供できるよう対応しています。さらに、人事交流をするなどして附属病院と連携を図り、人材育成にも力を入れて地域医療に貢献できるよう取り組んでいます。

設置機器

一般撮影部門

一般撮影(X線撮影・レントゲン撮影などとも呼ばれる)は、X線を使用して病気や怪我の診断、治療経過の観察を目的とした検査です。日常の診断において最も頻繁に利用されています。当施設では、骨、関節、胸部、腹部などの一般的な撮影を5室で行っており、また乳房撮影(マンモグラフィ)については1室で女性技師が対応しています。
さらに、全脊椎の撮影や各関節の機能撮影にも対応しています。また、患者さんが急変した場合にも対応できるように、院内での携帯型の撮影装置を使用することも可能です。
装置:一般撮影装置5台 乳房撮影装置1台

一般撮影装置

乳房撮影装置

透視部門

透視装置を使用して、上部消化管や下部消化管検査に加えて、内視鏡を併用した消化管検査や整形外科における骨関節ストレス撮影などもおこなっています。さらに泌尿器科専用の透視装置では各種ステントの交換や尿道ブジー(拡張)なども行います。
骨密度測定装置も備えており、腰椎と左右大腿骨近位部の骨密度を検査して骨粗鬆症の進行や治療効果の経過観察に役立てています。
装置:透視装置4台 骨密度測定装置1台 泌尿器専用透視装置1台

透視装置

骨密度測定装置

CT撮影部門

X線CT(コンピューター断層撮影)は、X線技術と高度なコンピューター処理を組み合わせて身体の断面像を生成する非侵襲的な検査です。 当センターには最先端のCT装置が設置されており、さまざまな病状の診断、治療計画、スクリーニングに役立つ信頼性の高い画像を提供しています。また、患者さんの快適さと安全に細心の注意を払って検査しています。 特に放射線被ばくを最小限に抑えながら画質を最大限に高めるよう努めております。
装置:3台(64列CT2台 320列CT1台)

64列CT撮影装置

320列CT撮影装置

MRI部門

当部門は3台のMRI装置で運用しています。 MRI検査は強力な磁場と電波を使用して、脳、脊椎、関節、内臓などをあらゆる方向から撮影することが可能です。 放射線を使用しないため放射線被ばくの心配はありません。ただし、強力な磁石を使用しているため、検査室にペースメーカーなどの体内金属が埋め込まれている方は入室できない場合があります。 また、磁石に付着した金属も持ち込むことはできません。私たちは患者さんの安全と快適さに細心の注意を払いながら、高品質な画像を提供しています。
MRI装置:3台(3.0T装置2台 1.5T装置1台)

3.0T MRI撮影装置

1.5T MRI撮影装置

歯科放射線部門

歯科放射線部門では、3人の技師が6台の撮影装置を使用して撮影業務を行っています。歯の損失は全身に及ぼす影響があり、最終的には生活の質(QOL)の低下につながります。歯科・口腔治療の重要性は、健康全般において明確になっています。私たちは患者さんの安心と安全を最優先に考え、エックス線撮影に取り組んでいます。
撮影装置:デンタル撮影装置2台 パノラマ装置1台 CBCT装置1台 一般撮影装置1台 頭部規格撮影装置1台

デジタル撮影装置

CBCT/パノラマ撮影装置

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