医科
緩和ケア科

  • 緩和ケアとはがんなど命に関わる重い病気になった患者さんの身体的な症状(痛み、吐き気、倦怠感など)、精神的なつらさ(不安、抑うつなど)、社会的な問題(就労に関わること、お金の問題など)に適切に対応し、それらの苦痛を和らげる治療・ケアのことです。
    緩和ケア科では緩和ケア外来、緩和ケアチーム、緩和ケア病棟において多職種と緊密な連携を取りながら患者さんとご家族の診療やケアを行なっています。2009年から開設した緩和ケア外来では、がん治療を継続されている患者さんの痛みを中心とした様々な症状に対して症状緩和のお手伝いをしたり、在宅療養のサポート等をおこなったりしています。緩和ケアチームは各診療科に入院している患者さんに対して、診療科と連携しながら症状緩和や精神的ケア、療養先の調整など、年間約350名の患者さんのサポートをおこなっています。緩和ケア病棟は2019年の新病院開院と共に開設となり、年間約230名の患者さんにご利用頂いています。全室個室で患者さん一人一人がご家族と共にその人らしく穏やかに過ごせる環境が整っています。

  • 緩和ケア外来は患者さん一人あたり30分間の診察時間を確保しています。患者さんやご家族のお話をゆっくりと聞かせて頂き、様々な症状やご要望に対応します。
    緩和ケアチームは一般病棟の診療科に入院されている患者さんのベッドサイドにうかがい、診療科と連携しながら患者さんやご家族のニーズに応じたサポートを行います。多様なニーズに対応するため、チームのメンバーは医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、公認心理師、歯科衛生士、医療相談員からなる専門スタッフで構成されています。
    緩和ケア病棟は症状緩和をより専門的に行いながら、落ち着いた環境でゆっくりと療養ができる病棟です。25のお部屋全てが個室であり、患者さんがその人らしく穏やかに過ごせる病棟になっています。夜間の面会やご家族の付き添いも可能です。あらゆる苦痛症状に対して迅速に対応し、生活全般を支援する体制が整っています。

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