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手術に代表される侵襲的治療から患者さんを守るための「麻酔管理」が主たる業務です。麻酔管理で得た全身管理や鎮痛管理の技術や知識は他の分野でも生かされてます。
主な診療内容を示します。
・麻酔:手術および侵襲を伴う検査・処置における麻酔管理を中心とする周術期管理
・救急医療:患者急変時における気道確保・人工呼吸等の緊急処置
・集中治療:重症患者に対する呼吸・循環・代謝管理等の全身管理および鎮痛鎮静管理
・ペインクリニック:がん性疼痛に代表される、各疾患に伴う疼痛に対する疼痛制御 -
・当院では年間約9000件の手術が行われており、その内約7割の麻酔管理を当科が担っております。患者さんの全身状態と手術内容に応じ、全身麻酔や区域麻酔を組み合わせ、術後鎮痛も考慮した適切な麻酔を提供しております。
・病棟や外来、或いはレントゲンなどの検査室での患者急変時には麻酔科医が呼び出され、気道確保等の救命措置を行っております。
・集中治療が必要な重症患者さんや侵襲の大きい手術後の患者さんに対し、主に人工呼吸管理と鎮痛鎮静管理を行っております。
・痛みをもつ患者さんに対するペインクリニック外来を開設しており、神経ブロックや処方薬による痛み治療を行っております。睡眠障害や摂食障害を伴うほどの強い痛みの患者さんには入院して頂き、集中的な疼痛制御を行います。