特殊診療部門
睡眠医療センター

  • 誰もが人生の約3分の1を眠って過ごします。それにもかかわらず、これまでの医療では主に起きている患者さんを対象としてきました。2019年10月に岩手医科大学附属内丸メディカルセンターが開設され、その中に睡眠医療センターが設置されました。当センターは北東北では秋田大学と当施設しかない、日本睡眠学会のA認定施設として、幅広く睡眠障害の診断治療を行っています。

    センター概要

    当センターでは、外科学講座(肥満治療)、矯正歯科学講座と共同で治療に当たっております。当センターは日本睡眠学会の認定施設であり様々な睡眠関連疾患の診断・治療を行える施設です。
    主な疾患として下記に上げる疾患の診断と治療を行っております。

    1. いびきと無呼吸:強いいびきを伴って呼吸が止まってしまう。肥満小顎症によって引き起こされる「睡眠時無呼吸症候群」心臓の障害に伴って睡眠中に呼吸が乱れる「チェーン・ストークス呼吸」などの診断と治療を最新の方法で行います。睡眠にまつわる病態の確定診断検査である終夜睡眠ポリグラフ検査が常時実施可能です。必要な場合は陽圧治療装置や酸素療法、人工呼吸療法機器の処方、口腔内装置(マウスピース)、継続的な療養のための指導を行います。
    2. 不 眠:「眠れない」、「寝付けない」、「途中で目覚める」、「朝早く目覚めすぎる」といった「不眠症」の悩みの相談(診察・検査)に応じます。必要な場合はお薬の処方も行います。
    3. 過 眠:「いつも眠い」「会議や運転中に眠くて仕事にならない」「居眠りを指摘される」「急に眠ってしまう」といった「過眠症」「ナルコレプシー」の悩みの相談(診察・検査)に応じます。必要な場合は、眠気を調節するお薬の処方も行います。
    4. むずむず脚:眠ろうとすると「脚がむずむず」「脚の中がかゆい感じや熱い感じ」がして眠れない。歩くと楽になるけれどじっとしているとまた症状が気になる「むずむず脚症候群」の方の相談(診察・検査)に応じます。必要な場合には効果的なお薬を処方しています。
    5. 悪い夢や睡眠中の不思議な行動:眠っているのに歩き出す、隣の人を殴ったり、危険な行為をしたりしてしまうなど、夢の中のことを実際の行動にしてしまう「レム睡眠関連行動異常」の悩みの相談(診察・検査)に応じます。必要な場合はお薬の処方も行います。また、「睡眠遊行症:夢遊病」の悩みの相談(診察・検査)にも応じます。
    6. 朝起きれない:寝る時間が遅くなる習慣ができてしまい、朝起きれない、学校・会社に出勤できない「概日リズム障害」の悩みの相談(診察・検査)に応じます。必要な場合はお薬の処方も行います。
    7. その他:睡眠中のけいれん、「歯ぎしり」などについてのご相談(診察)にも随時応じます。

    初めて受診される方へ

    睡眠医療センターの受診は基本的に紹介状はいりません。しかし、他の病院・クリニックで睡眠に関わる薬を処方されている方に関しては、これまでの経過と現在内服されている薬の処方理由が必要なため、通院中の病院・クリニックの先生に紹介状を書いて持ってきていただく場合があります。通院されているそれぞれの医療機関から当院の医療連携室に、FAX等でご連絡いただいた場合も受診の手続きをさせていただきます。
    直接おいでの場合は内丸メディカルセンター外来棟1階新患受付で睡眠医療科を受診希望とお申し出の上で受付を済ませ、内丸メディカルセンター入院棟2階睡眠医療科外来窓口までお越し下さい。

    新患受付時間は、月曜日〜木曜日、第1・4土曜日の午前8時30分から11時となっております。

    全ての入院検査は予約制となっており、1泊2日が標準ですが、2泊3日あるいは3泊以上など、病状と目的によりさまざまなパターンがあります。外来での診察時にご相談の上、入院日を決定します。睡眠検査のみのご依頼の場合でも、外来で予備検査を行うことがありますのでご承知おきください。

    医療関係者の方へ

    当センターでは下記疾患を主として診断・治療を行っております。

    1. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群:完全な上気道閉塞や部分的な上気道閉塞が睡眠中繰り返し生じることで、睡眠中の低酸素血症と睡眠の分断を引き起こす病態であり、その原因はとして肥満・小顎症が上げられる。人口の10~17%の罹患率が推測され、致死的血管障害の合併や交通事故の原因となる疾患。
    2. 内科疾患に基づく中枢性睡眠時無呼吸症候群(チェーン・ストークス呼吸):左心不全や脳血管障害を含めた中枢神経疾患に起因し、左心不全に合併する睡眠時無呼吸症候群の発症率は閉塞性睡眠時無呼吸症候群とチェーン・ストークス呼吸を含めると50%と言われている。
    3. ナルコレプシー:慢性の中枢性過眠症で、日中の過度の眠気や居眠りを基本症状として、情動脱力発作、REM睡眠関連の睡眠麻痺、睡眠発作、入眠時幻覚で特徴づけられる疾患。発症のピークは14歳ぐらいであり、授業中の居眠りなどを主訴に来院することが多い。
    4. REM睡眠行動異常症:睡眠中に夢の内容と一致した行動を起こしたり、本人やベットパートナーが被害にあうこともある疾患で、パーキンソン病・レビー小体認知症の前駆症状・合併症として見られることがある。
    5. むずむず脚症候群:主訴として足が「むずむずする」、「不快」、「虫が這うような」、「引っ張られるような」、「チクチクするような」、「ヒリヒリするような」などの訴えをする。下肢を動かさずにはいられないという症状に駆られ、夕方から症状が悪化し、入眠困難・中途覚醒の原因となる疾患である。
    6. 他、睡眠遊行症(夢遊病)、周期性四肢運動障害、不眠症などの診断・治療・睡眠衛生指導を行っています。

    診断・治療後に内服コントロールが着いた場合には逆紹介もいたします。また、睡眠時無呼吸症候群の治療であるCPAP(シーパップ)療法に関しても紹介元で診療を希望される場合、使用率がよくコントロールがついてから逆紹介いたします。その際にCPAP治療における注意点等も含め、当センターへの再紹介のタイミングについてもご相談をお受けします。

    お問い合わせ

    内丸メディカルセンター 睡眠医療センター
    〒020-8505 岩手県盛岡市内丸19番1号
    TEL:019-613-6111(代表)

  • 睡眠医療センター長
    睡眠医療科教授
    西島嗣生(睡眠専門医)
    副センター長
    特任講師
    細川敬輔(睡眠専門医)
    矯正歯科講師
    桑島幸紀
    外科学講座教授
    佐々木 章
    矯正歯科教授
    佐藤和朗
    睡眠医療科非常勤医師
    金澤 格(睡眠専門医)
    睡眠医療科非常勤医師
    高橋 格
    睡眠医療科非常勤医師
    細川里絵
    臨床検査技師
    浅沼和枝(専門技師・CPAP療法士)
    臨床検査技師
    千葉利江(日本睡眠学会認定技師・CPAP療法士)
    臨床検査技師
    豊巻世津子(専門技師)
    看護師
    西村愛由美
    看護師
    本堂良江
    捕手
    佐藤光穂(CPAP療法士)
    捕手
    佐藤光奈穂(CPAP療法士)
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