医科
頭頸部外科

  • 頭頸部外科は、頭部〜頸部領域の手術治療を主体として行っています。深頸部膿瘍などの感染や外傷なども扱っていますが、中心は頭頸部に発生する腫瘍の治療です。解剖学的には聴器・鼻副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭・副咽頭間隙・唾液腺・甲状腺・頸部を守備範囲としております。良性腫瘍も扱いますが、治療の大半は口腔・咽喉頭の扁平上皮癌です。この他、唾液腺や甲状腺の腺癌、鼻腔〜頭蓋底に発生する嗅神経芽細胞腫や鼻腔に多い粘膜悪性黒色腫など多彩な腫瘍を治療しています。手術のほか、化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的な治療を行う一方、進行例の手術では一期再建が必要で、外科・形成外科との共同手術を行っています。頭頸部は咬合・咀嚼・嚥下などの消化器としての働き、呼吸・音声・構語など上気道としての働き、聴覚・嗅覚・味覚など感覚器としての働きなど極めて重要な役割を担った領域なので、頭頸部癌は症例に根治治療を行って予後を改善することはもとより、治療後のQOLに十分配慮して治療を進めています。

  • 当科の担当する病床数は東病棟8階の46床です。長期挿管例に対しての気管切開術(呼吸器・アレルギー・膠原病内科、神経内科・老年科、小児科など)、悪性腫瘍切除後の再建術(形成外科)など他科と連携して治療を行うことも多く、計画的かつ迅速に対応しています。しかし岩手県内における難易度の高い手術を一手に引き受けており後送病院も少ない現状のため、入院待ち時間が長くなるケースもありますが、丁寧な質の高い医療を提供するよう心がけております。病棟の看護体制は看護師25人看護補助1人の計26人で構成されており、7:1の看護基準を満たし、ベットサイドケアに重点をおき、患者様の心のやすらぎを大切にした思いやりのある看護サービスを提供しています。また、患者様が安全、安楽な療養生活ができる環境づくりに努めています。


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