医科
呼吸器・アレルギー・膠原病内科
-
呼吸器・アレルギー・膠原病内科は、呼吸器疾患、アレルギー性疾患、膠原病、心身症を対象としています。
- 呼吸器疾患としては、肺癌を主とする胸部腫瘍、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)、全身疾患に伴う肺疾患、過敏性肺臓炎、間質性肺炎、感染症(呼吸器感染症)などを対象としています。
- 肺癌に対してはPET、など最新の検査とがん遺伝子検査、免疫チェックポイント阻害剤などの免疫療法を行い、速やかで的確な診断・治療を目指しています。更に呼吸器外科、放射線科と共同しながら集学的治療も行っています。また、外来化学療法を導入し在宅、または仕事を続けながらの治療の選択枝を提供しています。
- アレルギー・喘息の専門外来は、呼吸機能検査、気道可逆性検査、呼気NO検査など各種検査を外来で行えるような体制を整え、診療・治療に迅速に対応しています。
- 過敏性肺臓炎などの間質性肺疾患においては、CTと共に必要に応じて気管支肺胞洗浄液検査や胸腔鏡下肺生検を行い正確な診断を行い治療に繋げます。また患者血清による沈降抗体検査も可能です。
- 膠原病外来は、膠原病の診断の難しさから近隣の医療施設からの紹介患者が主となります。患者は全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、関節リウマチが多く、他の希な膠原病にも対応しています。
- 心療内科では呼吸器疾患(気管支喘息、過換気症候群、慢性呼吸不全)に関連した心身症はもとより心身症全般を中心に心療を行い、さらに身体疾患に伴う軽症うつ病やパニック障害患者の診療にも対応しております。
-
呼吸器・アレルギー・膠原病内科は東病棟9階Aとなっております。呼吸器・アレルギー・膠原病内科、呼吸器外科共用となっており呼吸器センター的に運用されております。肺癌患者の手術適応や手術後の化学療法、気胸等の保存的治療・外科的治療、また腫瘍性疾患、び慢性肺疾患の外科的肺生検など随時カンファランスを行い、速やかに対処することができます。また、膠原病に肺病変が合併する患者が多く、診断・治療に呼吸器と膠原病の両方を診療している利点が生かされています。