Strong Point -岩手医大が推進する医療-
岩手医科大学附属病院は、「誠の精神に基づく、誠の医療の実践」を基本理念とし、地域医療の発展に貢献してきました。医療・教育・研究の三位一体を軸に、高度で専門的な医療の提供に努めています。本ページでは、当院が「Strong Point」として推進する特色ある医療についてご紹介します。
外科
腹腔鏡下およびロボット支援下肝切除術
当院では、肝切除術を行う際に、患者さんの負担を軽減するため、腹腔鏡やロボット支援手術を採用しています。これにより、傷が小さく、回復が早いことが特徴です。
腹腔鏡手術とロボット支援手術
腹腔鏡手術は、医師が直接手を使って行う方法です。一方、ロボット支援手術では、医師がロボットを操作して手術を進めるため、より精密な手技が可能になります。
ロボットの種類
当院では、「ダビンチ」と「ヒノトリ」という2種類のロボットを導入しており、これらを活用することで、より安全で精密な手術を提供しています。
患者さんへのメリット
腹腔鏡・ロボット支援手術は、体への負担が少なく、早い社会復帰が期待できます。
医師の技術向上
これらの手術方法には専門的なトレーニングが必要ですが、当院では特に「ダビンチ」のコンソールを2台設置しており、指導医が映像を通じて指示を出すなど、精緻な技術習得を可能にしています。また、手術件数が多いため、若手医師も多くの症例を経験でき、技術の向上につながっています。
【以下、順次公開予定】
外科
・脳死および生体肝移植
・ctDNAを用いた大腸癌の再発診断や治療評価
・肥満症・糖尿病に対する減量・代謝改善手術
・甲状腺良性腫瘍に対する内視鏡下甲状腺切除術
・新生児内視鏡外科手術(小児外科)
・気膀胱下膀胱尿管逆流症手術(小児外科)
循環器内科
・経皮的左心耳閉鎖術(LAAC)
・パルスフィールドアブレーションを用いた経皮的カテーテル心筋焼灼術
産婦人科
・妊孕性温存
・産科危機的出血(子宮動脈塞栓術)
・ロボット手術について
小児科
・小児・思春期(成人先天性疾患)の包括的腎代替療法の提供
・小児の尿流動体検査・尿失禁治療
心臓血管外科
・低侵襲心臓手術(大動脈弁置換術)
・ロボット支援下弁膜症(僧帽弁/三尖弁)手術
・低侵襲心臓手術(心房中隔欠損閉鎖術)
整形外科
・腰椎側方進入椎体間固定術
・外視鏡下脊椎手術
・手根管外鏡視下開放術
・人工距骨置換術
・リバース型人工肩関節置換術
・脛骨高位骨切り術
脳神経内科・老年科
・パーキンソン病のデバイス補助療法
・血栓回収療法
・アルツハイマー病による軽度認知機能障害の抗アミロイドβ抗体療法
・循環器内科とのブレインハートチームによる原因不明脳梗塞に対する,一貫した精査加療体制
泌尿器科
・がんゲノムプロファイリング検査
・hinotoriによるロボット手術
放射線診断科
・腎腫瘍に対するRFA
臨床腫瘍科
・OTSアッセイ
総合診療科
・診断に難渋している患者さん
睡眠医療科
・植え込み型舌下神経電気刺激療法(CPAP使えない方が対象)
臨床遺伝科
・妊娠初期出生前診断(超音波画像診断、NIPT等)
血液腫瘍内科
・多発性骨髄腫患者に対する治療法(二重特異性抗体及びCAR-T療法)
糖尿病・代謝・内分泌内科
・肥満外来(新規肥満症治療薬処方可能施設)
・難治性内分泌疾患の診断と治療
脳神経外科
・包括的脳卒中治療
・AIを用いた脳血管内治療