歯科
口腔インプラント科
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診療内容・特徴
当科では、う蝕、歯周病、外傷等により歯を喪失した患者を対象とする人工歯根(デンタルインプラント)を用いた補綴治療を行っている。そしてデンタルインプラントによる口腔機能の回復、審美性の回復、継続疾患の予防、および健康維持増進を最終的な目的としている。
インプラント治療においては、専門知識を有する日本口腔インプラント学会指導医(2名)、専門医(6名)および口腔インプラント外来を専門とする歯科衛生士を中心に医療チームを形成している。
当科は補綴主導型インプラント治療を基本方針としており、治療計画は多角的な検討および綿密な計画のもと行っている。全症例に対しパノラマX線写真撮影、コーンビームCT撮影(CBCT)、生化学検査(血液検査、尿検査等)を施行している。その結果をもとに、診査診断を行い適切なインプラントシステム、埋入部位、インプラントサイズなどを全体カンファレンスにより決定している。手術は、歯科麻酔科と連携し静脈内鎮静法などを併用して行なっている。顎骨に埋入されたインプラント体が骨結合されたのちに最終的な上部構造装着を行う。インプラント治療が終了した後は、経時的なメインテナンスを行っている。デンタルインプラントは、顎骨内での破折やインプラント周囲炎などの合併症を引き起こす可能性があるため、当科ではメインテナンスに重点をおいている。
当科はこれら連携した治療の中で、幅広い知識、専門的な臨床手技、医療従事者としての矜持を持ち合わせた専門医を育成している。また、それに合わせ、臨床に即した教育を本学歯学科学生、研修医、および歯科衛生学科学生などに行っている。
■診療(活動)体制
外来環境
外来ユニット :4台
Co2レーザー :1台
口腔外バキューム :1台
小手術室
・手洗い装置 :1台
・ユニット :1台
・無影灯 :1台
・手術用ビデオ :1台
・ビデオモニター :1台
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診療内容・特徴
スポーツ歯科外来では、あらゆる競技種目のトップアスリートからスポーツ愛好家に至るまで、幅広い方々の口腔の健康維持・増進を図ることを目的とし治療を行っています。歯科検診や一般歯科治療のほか、スポーツ外傷による歯の破折や脱臼、口腔軟組織損傷予防のためのマウスガードも製作しています。競技団体などからの要請による、出張でのマウスガード製作も行っています。
スポーツ愛好家の皆さんへ マウスガードについて
〜安全にスポーツを楽しむために マウスガードを使用してみたい方へ〜
岩手医科大学附属病院歯科医療センターでは、マウスガードを製作いたしております。製作をご希望される方は予約が必要となります。
マウスガードQ&A
- Qスポーツ歯科とは何ですか?
- A安全にスポーツを楽しむために顎や歯を守るためのマウスガードを作ったり、スポーツと噛むことの関係を研究するところです。
- Qマウスガードって何ですか?
- Aボクシングやアメリカンフットボールなどで選手が口に入れている柔らかいゴムのようなものです。衝突や外力から歯や歯ぐきを守るもので、力を出すときに必要なものです。色も何種類かあります。
- Qそのようなものを口に入れて違和感はないのでしょうか?
- A歯科の専門家が作りますので、そんなに違和感はありません。最初は慣れるのに少しの時間が必要です。
- Qマウスガードを作るのにはどのくらい時間がかかるのでしょうか?
- A通常は2回程度の通院で作ることが出来ますが、その後も経過を見なくてはなりません。壊れたままで使用すると、口の中が傷つくことがあります。壊れたら修理や再製作が必要です。
- Qマウスガードの料金はどれ位するのですか?
- A料金はタイプによって違います。特別なオーダーメイドもあります。
料金(消費税含む) 初診料 1,080円 再診料 540円(修理・再製作時) マウスガード料金 シートタイプ 5,400円 ラミネートタイプ 8,640円 ロストワックスタイプ(オーダーメイド) 21,600円 - Q.実際に作るにはどうしたらよいのでしょうか?
- A.予約制になっておりすので、病院窓口で予約するか、電話か葉書でご連絡下さい。都合のよい時間をお約束します。
診療日 月〜金 午前8時30分〜午後5時まで ※ただし、年末年始(12月30日〜1月3日)、祝祭日を除きます。
お申し込み
下記お申し込み先まで、直接来院、電話又はFAXにてお申し込み願います。
〒020-8505 盛岡市内丸19-1
岩手医科大学附属病院 歯科医療センター事務室
019-613-6111(代表)