岩手医科大学附属病院 中央臨床検査部HPをご覧いただきありがとうございます。
2019年9月の新病院移転に伴い、本院の機能を成す矢巾附属病院と内丸メディカルセンターに分かれることになり、中央臨床検査部も2つの組織で検査業務を行っています。
矢巾附属病院(入院1,000床)は県内唯一の特定機能病院であり、入院治療、手術、救急診療などの高度先進医療の機能を有しています。検査技師の人員は検体検査Ⅰ(尿一般、血液学、生化学、免疫血清、治験管理)、検体検査Ⅱ(細菌検査、輸血検査)、採血室、病理検査、生理機能・超音波検査センターで計65名程度です。
内丸メディカルセンター(短期入院50床)は矢巾附属病院と連携し、迅速な検査・診断を行う高度外来診療を中心とした病院です。人員構成は検体検査(尿一般、血液学、生化学、免疫血清、外注検査受付・治験管理)、生理機能・超音波検査センター、睡眠医療検査で計25名程度です。細菌検査、輸血検査、病理検査は検体を矢巾附属病院に搬送して検査しています。
両病院検査部間では常に協力し合って、人員の支援等を行っています。
臨床検査は病気の診断や治療において、なくてはならない存在です。正しい検査結果を迅速に報告することは検査技師の使命であり、検査結果の品質維持と向上に日々取り組んでいます。
2021年3月には国際規格である「ISO15189(臨床検査室-品質と能力に関する要求事項)」を取得し、国際認証のなかで精度が保証された臨床検査を提供しています。良質な臨床検査を提供するためには、個人のスキルアップも重要と考え、専門分野での各種学会における認定資格の取得に向けて、日々研鑽に努めています。
一方で働き方改革が叫ばれて昨今、残業時間の削減や積極的な有給休暇の取得も必要です。
また、ハラスメントのない職場作りなど、職場環境の改善に検査部として取り組んでいます。
中央臨床検査部 技師長 千葉 拓也